そもそも、UACJ金属加工に興味を持ったのは、工芸品を扱っているからでした。
金属加工の会社ながら伝統の品を扱うところに魅力を感じたのです。その後、他にもいろいろな製品を扱っていることを知って、ここで設計をやってみたいなと思って入社しました。
現在は、建材に配属されて設計をしています。自分が設計したエキスパンションが実際に建物になっていくって、すごいことだなと思います。そして、何十年もそこに存在し続けるというのは建築関係に携わる喜びのひとつですね。
建材の設計は、受注が決まってから施工図を描く場合と、受注前に図面を描く場合があります。
前者の場合は、すでに施工が決まっているわけですから、ゼネコン、営業担当、施工担当と打ち合わせながら、現場に合わせた設計をするケースが多いです。隙間にエキスパンションを取り付けたり、物件によってさまざまなサイズ、条件にあわせて施工をしていきます。その条件にあわせて工夫をするところが腕の見せ所といえます。
一方で、営業が持ってきた仕事に対して、受注前に図面を描く場合は、設計事務所が建物を設計する段階から、仕様、品質、スペックを決めて設計図に折り込んでいきます。この図面を基に受注が決まったら嬉しいですね。
どちらがいいとか嬉しいとか優劣はないのですが、それぞれに設計を担当する喜びが実感できます。
設計したものがいつも図面通りにうまく施工されるとは限りません。
図面と現場が一致しないこともあるんですね。そういった問題が発生した場合はまずは現場に行って現状を確認します。まずは、何が原因なのか、どこで問題が起きてしまったのかを明らかにします。その上で、現場で取り付けの方法を工夫するなど提案することもあります。
一度、屋根のエキスパンションの取り付けを職人さんが図面とは異なる方法で取り付けていたことがありました。現場での要望を勝手に取り入れてしまったことが原因なのですが、そこで取り付け方法を変更することで、その場で問題を解決することができました。
その時のゼネコンの担当者は、別の現場でも会うことがあって、会う度にその時のことを褒めてくれます。仮にミスがあったとしても、その後の対応をきっちりとすることで逆に信頼をしてもらえますし、その後のモチベーションにもつながります。
周りの多くの人とコミュニケーションをとることで、信頼ある仕事をしていきたいと思っています。
2017年入社
営業本部建材事業部
東日本グループ
■オフ
東京に出てきたばかりなので、軽い運動も兼ねて、近隣の散歩や自転車で走り回っています。
東京って意外と公園、緑が多いので、リラックス、気分転換にちょうどいいです。
■今後のビジョン
UACJ金属加工は幅広い分野を取り扱っているので、現在の建材に限らず、いろいろな分野に携わってみたいと思っています。特に工芸品は一度やってみたいと思っています。
現状でも、他部署とのコミュニケーションをとっているだけでもとても刺激になります。
■メッセージ
学生のうちしかできないことをやってほしいです。
会社に入ってからでも学ぶことはできるので、やりたいと思える職場を探してください。
UACJ金属加工はとても働きやすい会社です。
周りの人は温厚な方が多いですし、いろいろと任せてくれるので仕事しやすい環境だと思います。
ある日のスケジュール